「遮熱塗布剤でハウスの暑さ対策」の記事を読んで

‐遮熱剤を使ってどんな効果がありましたか?

<樹彦さん>:レディーヒートを塗ったハウスに入ってびっくり!すぐに違いがわかりました。とても涼しく感じ、実際に温度を測ってみるとハウス内の温度は2度以上も下がっていました。少し暗く感じたのですが、日射量を測定して見ると、ちゃんと光が入っていることがわかりました。

<父>:ハウス内の温度だけではなく果実温も2.5度くらい下がっていましたね。
うちには同じ連棟ハウスが2つあるため、1棟はLSスクリーン(遮光50%)のカーテンを閉めて、もう1棟はレディーヒートの塗布のみでの比較実験をしました。

<父>:遮光カーテンは内部設備なので、熱線がハウス内に入ってしまう。それに比べてレディーヒートはハウスの外に塗布するので、そもそも熱線をハウス内に入れない。 だから効果が高い。レディーヒートを塗布するようになってからは、遮光でカーテンを閉めることがなくなりました。

ハウス内の温度が下がったことで、天窓の開き具合が少なくなり湿度を保てるから、ミストを使うことも少なくなりました。

-当初のお悩みは解決できましたか?

<樹彦さん>:悩んでいた黄変果が激減し、玉やけの発症がなくなりました!
また、遮光カーテンを閉めると光合成量が減って蒸散が止まってしまいますが、レディーヒートは熱線だけを遮り、光合成に必要な光はトマトまでしっかり届くため、蒸散できます。 植物が蒸散することで空気も涼しくなってくれて、まるで天然のクーラーみたいです!

施設園芸.comより

弊社のパイプハウス、大型ビニールハウスの被覆材は、用途に合わせて、透明ビニール、白ビニール、遮光ビニール、板金、ポリカなど選ぶことができます。

ここ数年、北海道でも猛暑が当たり前になり、簡易牛舎内の夏場の高温対策として、板金屋根に遮熱材を塗ったり、ビニールハウス内に遮光ネットを取り付けるなどの事例も増えてきました。

この記事にあるレディーヒートは使用したことはないのですが、農業の大型ビニールハウスには効果的とのことなので、弊社でも試しに使ってみたいなと思いました。