耐雪型ビニールハウスの重要性を感じた今回の大雪

連日の大雪で、岩手県の内陸で、畜産農家さんのビニールハウスや格納庫がつぶれた。

アーチ型(ドーム型)屋根のビニールハウスは豪雪に弱い。雪が屋根に積もらない、切妻型がもう少し普及すればと、感じた記事でした。

 

大雪の影響 県南で農業被害広がる/岩手 2020年12月23日 18:55 更新

岩手県の内陸南部を中心に断続的に降り続いた大雪の影響で、農業面の被害が広がっています。この状況を受け、関係機関が実態把握に追われています。

奥州市胆沢で黒毛和牛を飼育している千葉昭路さんの家では、先週降った雪の重みで農業機材を保管していた格納庫2棟と牛舎に敷き詰めるもみ殻を保管していた1棟のあわせて3棟のビニールハウスが倒壊しました。

(畜産農家・千葉昭路さん)
「3日連続の大雪で除雪が追いつかず、あっという間にハウスにたまってつぶれた。気持ち的にがっかり」

こうしたことから、奥州市の一部と金ケ崎町をエリアとするJA岩手ふるさとでは雪害対策本部を22日に設置し、被害状況の把握に追われています。

(JA岩手ふるさと・千田幸男雪害対策副本部長)
「雪がとけない組合員の農業施設が甚大な被害を被っている。被害の状況が解明できない」

JA岩手ふるさとによりますと、22日正午現在、農業用ビニールハウスなどの被害が87件、畜産関係の施設被害が6件、このほか家屋被害に関する問い合わせが100件以上、寄せられているということです。被害はさらに拡大する見込みで、JA岩手ふるさとでは自治体に施設修復のための特別融資の支援を求めることにしています。