大型ビニールハウスの施工業者を選ぶ基準(サイズから選ぶ)

ビニールハウスの施工業者、施工会社を選ぶときの基準はいろいろあるかと、思います。
弊社とお客様のやり取りの中で、おそらくサイズを基準に検討していくことが最も多いです。
サイズの中でも、まず間口、次に高さ(軒高)、最後に奥行といった感じが多いです。
農地コンシェルジュさんのHPより引用
間口、軒高によって、使用する鋼材の強度(種類や太さ)、施工方法が異なります。
明確な基準があるかは、私も分からないですが、経験則で言うと、以下の3パターンに分かれると、思います。
①4.5m~7.2m、②7.2m~18m、③18m~24m、の3パターンです。
①4.5m~7.2mのパターン
- 間口4.5m~6.3m 軒高2m
農家さんが使用する最もスタンダードなビニールハウス。
外径22.2mmもしくは25.4mmのパイプを使用
施工は基本的に農家さん自身が数人で組立
強風や雪には耐えられません。 - 間口6.3m~7.2m 軒高2~2.5m
一回り大きいビニールハウス。空間が広いため園芸施設だけではなく、倉庫などにも活用されている。
外径31.8mmもしくは42.7mmのパイプを使用
施工は一般的なビニールハウスと同じなので、農家さん自身でも組立は可能。しかし労力を考えると施工会社にお願いした方が良いと思います。
多少の強風や雪には負けないと思います。
②7.2m~18mのパターン
- 間口7.2m~11.7m 軒高3~4m
足場用単管パイプを使用した大型ビニールハウス、。
外径48.6mm、肉厚2.4mmの足場用パイプを使用
施工には溶接、高所作業、専門的な技術が必要なため外注
強風、雪にも負けない強度があります。 - 間口12.6~18m 軒高3~4m
足場用単管パイプをトラス仕様にした大型ビニールハウス、。
外径48.6mm、肉厚2.4mmの足場用パイプをトラス構造にしたダブルアーチ
施工には溶接、高所作業、専門的な技術が必要なため外注
強風、雪にも負けない強度があります。
こちらのパターンを検討の際は、弊社にお任せください。
特許工法と圧倒的実績で豪雪地北海道を中心に全国どこでも対応いたします。
③18m~24mのパターン
- 間口18m~24m 軒高3~4.5m
地面に基礎を打ち、H鋼を主骨材にした鉄骨ハウス
ビニールハウスの中ではもっとも強度に優れた構造
最大間口24m可能
ざっくりですが、こんな感じです。
①、②、③とサイズに鋼材も施工方法も全くことなるので、サイズがある程度きまったら、そのパターンでもっとも実績のあるビニールハウス施工業者さんに見積もりや相談をするとよいです。
弊社は②の間口7.2~18mを専門に施工する会社ですので、それ以外のサイズのご依頼の際は、別の専門会社さんを紹介させてもらっています。
ビニールハウス施工業者を選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。
ということで、今回も施工事例を紹介。
8月に完成した栗山町のパイプハウスです。
たまねぎを主とした農家さんで、トラクターや大型農機の格納庫として活用していただきます。
今回のサイズは
間口10.8m、奥行19.8m、軒高4m、約65坪、アーチ仕様(シングルとダブル混合)
前妻扉(高さ4m、幅4m)、軒出し、サッシドア取付(後妻)、側面巻き上げ
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