全ての農家さんがオンラインとは無縁でいられない時代に

 

日本農業新聞の記事。広島のJA青壮年連盟が初めてウェブ会議を開いたという内容。ウェブ会議自体は、15年以上も前から一般企業でも活用されており、スマホの進化と3G→4Gと回線速度の劇的な進化によって、個人間でも当たり前のように遠方の家族とテレビ電話、海外の友人とオンライン飲み会などが浸透している。

普段からウェブ会議やテレビ電話など活用している人からすると、この記事は「なにをいまさら取り上げているの?」と思うかもしれない。

農家さんの多くは、オンラインということ自体が当たり前ではない。5年後10年後先、どんなにITが進化してもオンラインとは無縁の農家さんはいるかもしれない。

しかし、今回のコロナの影響で、テレビ、ラジオ、新聞、すべてのメディアがこのようなオンライン化の情報を発信することで、今まで無縁と感じていた農家さんたちも、変化、行動せざるを得ない環境となったのだと思う。

今まで通りではなく、プラスアルファの行動をしないと、一気に取り残される。そんな時代になりそうです。

 

初の役員ウェブ会議
感染防止へJA庄原青壮年連盟 広島

【広島・庄原】JA庄原青壮年連盟は、新型コロナウィルス感染防止のため、初めてウェブ会議を開いた。庄原市のJA本所に曽根田善裕委員長と事務局のJA職員が待機し、他の役員は自宅や事務所から参加。ウェブを通じ、部員の表情を確認しながらおよそ2時間、議論を交わした。

これまでの役員会はJA本所に役員と事務局の職員約20人が集まっていた。感染防止の観点から、スマートフォンやカメラ内蔵のパソコンを使うウェブ会議を提案。通信機器の設定方法やID、会議資料委などを配布し、準備を進めた。

会議では資料を画面にも映し、該当する資料を閲覧した。本所が進行役を務め、意見や賛否を述べた。曽根田委員長は「多くの部員が家族経営で、感染すると作業に支障が出る。密集、密接を避け、効率よく濃い議論ができた」と話した。

1市2町を管内に持つJAは、本所まで車で1時間以上かかる部員もいる。同連盟は、移動時間の削減にもつながるウェブ会議を積極的に活用する予定だ。

日本農業新聞 2020/05/23