切り花、異例の高値。業界の常識が崩れる。

日本農業新聞さんの記事。

切り花の価格が異例の高値とのこと。

業界の常識が崩れるという記事だが、常識が崩れること自体はある一定周期であること。

おそらくこのタイミングで、衰退するところ、発展するところの差がはっきりするだろう。

平時にどんな準備をしていたかが、この先の明暗を分ける。

大型ビニールハウスの業界も同様だ。

 

2022年4月8日
切り花が4月も異例の高値 バラ4割高、カスミソウ5割高 品薄長期化で業界常識崩れる

切り花相場が4月に入っても、全般に異例の高値が続いている。需要期が過ぎ小幅に下げているが、バラは平年(過去5年平均)比4割高、宿根カスミソウは同5割高。「桜が咲くと相場は崩れる」という花業界の常識を覆す。国産、輸入とも販売量が少なく、品薄が長期化したため。卸売会社は今後「下げても平年より高い状態が続きそう」と見通す。

6日の切り花の日農平均価格(各地区大手7卸のデータを集計)は1本69円で、前市より3円下げたが平年比では2割高だ。年度末需要で3月30日に1本90円と過去5年で最高値を付けた。販売量は3月から平年比約1割減で推移している。

7卸から集計するほぼ全品目が平年より高値を付け、特に洋花で品薄感が強い。6日の宿根カスミソウの日農平均価格は1本88円で平年比5割高。販売量は前年比で4割減。低温と燃油高による暖房抑制で生育が鈍り、正品率も落ちている。

トルコギキョウは1本233円で平年比5割高。バラ(スタンダード)は1本108円で平年比4割高。低温による国産の入荷減に加え、輸入も少ない。大手輸入商社は「新型コロナウイルス禍による航空便の減少、ロシアのウクライナ侵攻による空路の遠回り変更、円安の三重苦で今後も前年割れが続く」と明かす。

入学式需要が終わり今後は小売りの仕入れ意欲が下がる。別の花き卸は「入荷量の急増はなく、徐々に相場を下げる」と見通す。