雪国初のバナナ 焼却施設の排熱利用で温室栽培

Yahoo!ニュースより

雪国で育ったバナナ。産業廃棄処理業を営む会社が、焼却施設の排熱を利用し、温室栽培を実現。

北海道でも温泉熱を利用した雪国バナナの栽培にチャレンジされている方も増えてきている。

弊社で取引のある足寄の農園は、バナナではなく、いちごを温泉熱を利用して、通年栽培。

弊社の大型パイプハウスが数棟活躍しています。

 

雪国発「越後バナーナ」いかが 柏崎・温室で栽培、初収穫
Yahoo!ニースより8/7(金) 9:39配信

 

雪国で育ったバナナの初収穫が6日、新潟県柏崎市荒浜2の温室栽培施設で行われた。まだ緑色の南国の甘味は、1週間の追熟を経て黄色に変わって食べ頃となり、1本千円程度の高級フルーツとして出荷される。

高さ3メートルを超える株がしなるほど、約150本のバナナがたわわに実った。担当者は細長い刃物でバナナを傷つけないよう丁寧に実を切り取っていた。

栽培したのは、産業廃棄物処理業のシモダ産業(同市)が運営するシモダファーム。同社の焼却施設の排熱を利用し、温室栽培を実現した。

市販されている品種とは異なり、皮が薄く糖度が高いとされるグロスミッチェル種を採用した。苗は岡山県の栽培農園から取り寄せ、昨年8月にビニールハウス2棟に計200株を植えた。

移送時間がかかる輸入品と比べ、国産は消費地が近いため樹上で熟すのを待って収穫できる。長く栽培するため実が厚く、皮が薄くなる。

同社の霜田真紀子常務(40)は「農薬を使わず大切に育てたので皮ごと食べられる」とアピールした。

収穫は12月ごろまで順次行い、2万5千本を見込む。収穫後に根を残して株を伐採し、新たに生えてくる芽から約8カ月後に再び収穫できる。

バナナは「越後バナーナ」と名付けられ、県内の果物店などで販売される。柏崎市のふるさと納税の返礼品にも加わった。

問い合わせは同社、0257(23)5240。