すごい!竹を使った農業用ハウスを学生さんが建てた。

北國新聞社さんの記事。

竹を使ったハウスを学生さんが建てた。

日本の足場は単管パイプだが、中国の足場いまだに竹。

竹を活用したハウスも少し研究してみたい。

 

 

竹でしなやか農業ハウス 津幡高生、里山保全へ一役 シャインマスカット栽培 
北國新聞社 2021/2/8 05:00

3カ月がかり、耐久性優れ
津幡高園芸系列の生徒が7日までに、地元の竹を使ったビニールハウスを作り、皮ごと食べられるブドウ「シャインマスカット」の栽培に乗りだした。周辺の植物の成長を妨げる竹を活用し、地域の里山環境の保全に役立てる。竹を骨組みに用いて3カ月がかりで完成させたハウスは耐久性に優れており、生徒は労作を生かし、シャインマスカットの魅力を多くの人に紹介したいと胸を膨らませている。

ビニールハウスは幅4メートル、奥行き8メートル、高さ3・5メートル。地元の刈安営農組合が切り出した竹56本を骨組みに使った。3年生28人が昨年11月から、竹の節から生えた細かい枝を取り除いたり、竹同士をワイヤや針金で固定したりするなどして完成させた。

生徒は竹林を放置すると里山の植物の成長を阻害することを知り、竹の有効活用の方策を探っていた。七尾東雲高が竹を材料にしたビニールハウスを作ってメロン栽培に取り組んでいることに着目し、自前のハウス製作を思い立った。

校内でブドウ販売
津幡高では現在、生徒らが校内のハウスで4品種のブドウ栽培に取り組んでおり、校内販売などで好評となっている。生徒から現行の栽培品種の中で特に人気のあるシャインマスカットを新たなハウスで育ててはどうかとの声が上がり、栽培に挑戦することにした。

シャインマスカットは果皮が緑黄色で、上品な甘みやシャキッとした歯応えが楽しめ、皮ごと食べられる。新たなハウスを使い、後輩の2年生が今春ごろにも本格栽培を始める計画である。

ハウス製作に取り組んだ下濱吉星(きせき)さん(18)は「みんなで協力して作り上げたので愛着が湧いた。後輩たちに大切に使ってもらい、高品質なシャインマスカットを育ててほしい」と期待を込めた。